アービトラージ取引はノーリスクに近い投資法ですが、取引の素人には敷居が高い面もあります。

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アービトラージ取引

 

アービトラージ取引とは裁定取引とも呼ばれ、2つの連動性の高い銘柄で反対取引をすることでリスクなく利幅を得ることです。
同じ特性の投資商品同士で行えば限りなくノーリスクに近い手法と言われていますが、専門性や資金力が必要で個人が簡単に実践できるものではありません。

 

ただし、仮想通貨は最大手のビットコインより先物取引を扱う計画があるため、個人でも手軽に活用できる可能性が高まっています。
決済スピードのスキルは求められますが、株や日経225先物に比べて低資金で実践しやすいです。

 

 

代表的な手法

 

投資の世界では現物株と先物で行われることが多いです。
例えば日経平均株価と先物の価格は連動していますが、若干の価格差が生じることはよくあります。

価格差が開いた時に高い方を売り(信用売り)、安い方を買って同じ数のポジションを持てば、価格差の縮まったタイミングで手仕舞いをすれば確実に利益を出せます。

 

日経平均株価のイメージ画像

 

日経平均と現物の価格差は永遠に開くことはなく、短期的に見て高い確率で一度広がった価格差は縮まっていきます。
ただし、日経平均の現物を均等に購入するには資金力も必要なため、プロの機関投資のみ活用する手法という見方が多く、個人で実践している人は少ないです。

 

 

仮想通貨での応用はできるのか?

 

仮想通貨の場合は同じ銘柄でも異なる市場で取引されています。
アービトラージ取引をするには信用売りをする必要があるので、活用できる取引所や銘柄は限られますが、異なる市場で同じ銘柄を反対取引する方法があります。
利幅は小さくなりますが、異なる価格で同じ銘柄を決済できれば高い確率で利益を出せるでしょう。

 

しかし仮想通貨の取引所はシステムの安定性に不安を抱えているところが多いです。

 

異なる取引所でどちらか一方のポジション構成に失敗すると大きな損失を出す可能性もあります。
狙える利幅に対して失敗時のリスクが大きいので賢い投資法とは言えないでしょう。

 

期待されているのはビットコイン先物と現物です。

複数の銘柄で構成される日経225やTOPIXと比べて価格差がどれだけ発生しやすいかは不透明ですが一番現実的な手法です。

 

資金力のない個人は、いきなりポジションを作るのではなく先物と現物の双方の価格を監視するところから始めましょう。

 

アービトラージ取引の注意点

 

狙っていた価格帯で売りと買いの両建てをできれば確実に儲かりますが、どちらか一方のポジションしか取れなかった時のリスクが大きいです。

 

必ず両建できなかったら価格を問わず早期撤退するルールを作りましょう。

 

素人はどちらか一方のポジションしか作れなくても損切りするのを嫌がって利確で手仕舞いしたいと考えます。その時点で根拠のない半丁博打的な投資法になり、さらに人間心理的に利確はすぐに行って含み損を抱えると盛り返すと期待してポジションを長く持って損失を拡大させる傾向があります。

 

まずは確実なポジション形成のために、2つの取引を同時に行える環境(2枚以上のモニターや2台以上のPCを同時稼働)を作って、ポジションを作れなかったら、損切りになる価格でも、すぐに手仕舞いすることを心がけましょう。